サプリメントと長期使用の内服医薬品

日本では薬事法により医薬品を定めています。医薬品には医師の処方が必要な処方医薬品と医師の処方は必要ないが薬剤師の対面販売が義務付けられているOTCがあります。それ以外の医薬品を医薬部外品として定めています。医薬部外品はスーパーマーケットやコンビニ等一般小売の販売が可能です。ということは、医薬部外品は医師や薬剤師等専門家による吟味がなされないということです。そのため、医薬部外品にあたる医薬品は副作用がほとんどなく作用も穏やかなものが選出されています。
医薬品に対し食品は食品衛生法により[医薬品および医薬部外品以外の飲食物]と定義されています。アメリカでは医薬品と食品の項目の間に「サプリメント」を明確に定義していますが、日本ではサプリメントは「健康食品」として食品に位置づけられているようです。
サプリメントの呼称は日本では民間で付けられていて、国が定めるのもではありません。ですから、サプリメントでは効能効果を表記することはできません。たとえば「痩せる」とか「腰痛に効く」などと効能を謳ってはならないのです。
一方、最近、徐々に広まるメタボリックシンドロームに対して、民間療法を応援する目的で国は保険機能食品制度を設けています。この制度の規格にかなったものを国は[特別用途食品(特用)]や[特定保健用食品(特保)]として認可しています。サプリメントと呼ばれるものは必ずしも特用や特保ではありませんが、特用や特保に指定されたものであれば効果を有る程度明示することができます。

このように国で機能を認められた「特用」や「特保」の商品や、効能は明示できないもののある程度機能が認められる「サプリメント」は医薬品ではないにせよ、飲み過ぎや飲み合わせに注意が必要とされています。

また、「サプリメント」や医薬品さえ摂取すれば健康を手に入れられると、これらを過信するのも問題です。基本はバランスのとれた栄養をきちんと摂る事にあります。
そして、どうしても不足しがちな栄養素をサプリメントで補充するようにしましょう。ただし、飲み合わせの不具合や過剰投与はかえって健康を害するおそれがありますので、医師や薬剤師に相談または処方や調剤してもらうことが良いでしょう。
安いサプリメントVSリーズナブルなサプリメント

酒井形成外科で使用している
還元型CoQ10(ユビキノール)
最近サプリメントブームとともにとても安いサプリメント商品が出回っています。特にネット商品等では同一名なのに「ものすごく安い!」ものもあるようです。
例えばCoQ10剤等では、1月分1万円くらいから1,000円くらいの価格がついていて、この価格差はいったい何なんだ??と思う事が多いですよね。
これは日本で吟味され日本国内で生産されたものか、海外製品かという事が大きな理由のようです。パッケージは日本またはアメリカ製品の様に見えますが実際のタブレットやカプセルは発展途上国で生産されているという事由を耳にします。中にはカプセルの材料や薬剤を溶かし込んでいる溶剤にかなりの問題がある商品もあるといわれています。
先ほど例にとりました、CoQ10剤でも含まれる薬剤の量(1錠あたり50mgで1日分100mg摂取が通常)に大きな差があります。また、一般的には酸化型CoQ10(ユビキノン)製品がほとんどで、還元型CoQ10(ユビキノール)製品はほとんどありません。
製品として安全性が高く内容がしっかりしている物を選ぶと、それは日本国内で精製された薬剤を使い日本国内で製品化されているものを選びたくなります。
はたして「安い」だけでサプリメントを選んではいないでしょうか?
もしかすると、健康になるためにせっかくサプリメントを摂っているつもりなのに余計な物を身体に溜め込んでしまっている可能性も否定できません。
サプリメントも医薬品のひとつと考えれば医師や薬剤師に相談しながら摂取計画を立てるべきだと考えます。それが最終的にはリーズナブルなサプリメントの購入方だと思います。












